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<敬称略・順不同>

オリンピックを目前にした東京で進む巨大開発。消されていく江戸以来の街の記憶。
ジェイン・ジェイコブズが現代の東京にいたら同じ闘いを挑むだろうか。

伊東豊雄(建築家)

建築と建設業のための「クリーン」で「大きな」都市を、人間を主役とする「汚く」「小さな」場所へ、いかに連れ戻すか。この現代社会で最大の闘いのすべてが、このタフな一人の女性からはじまったことを再確認して、感動し、勇気づけられた。

隈 研吾(建築家・東京大学教授)

都市は生物。都市は動的平衡。都市の生命は人の動きと関係性。分断すれば都市は死ぬ。
都市を救うため権力と戦った市民ジェーンの英雄伝説。

福岡伸一(生物学者)

都市は、図面や写真で理解できるほど単純ではない。
ジェイコブズの実践もまた、文字や写真だけでは伝わりきらない価値を含んでいる。
だからこそ、この映画が観られることはコミュニティデザインに携わる者にとって大きな学びであり、喜びでもある。

山崎 亮(コミュニティデザイナー)

モーゼスだけが悪く、ジェイコブズだけが正しかったのかは今となってはわからない。
だが「私が」そう思うから、という主体的なものの言い方が強烈なパンチとなる時代は、エゴだらけで計画が麻痺する今から見るととても清々しい。

藤村龍至(建築家)

たった一人の信念が街を大きく変える力になるんだ、ということを身をもって示してくれたジェイン・ジェイコブズ。
私たちの中にもその力は秘められているかもしれない。

永山祐子(建築家)

感情論を超えた先にあるのは、正と悪に単純化できない、そもそもの思想的根幹の違い。二人の巨星がそれぞれ抱いた理想のかたちをめぐって羨ましいほどに真剣勝負した中身は今でも共通する都市の問題。政治家や都市開発者に見てもらいたい。

Kaz 米田(建築家)

ポピュラー音楽は、都市やストリートから生まれ、発展して来た。音楽は、人間の交流なしには成り立たない。
もしジェイコブズがいなかったなら、ニューヨークだけでなく音楽史も違うものになっていただろう。

川﨑昭(音楽家 / mouse on the keys)

ジェインの行動力もすごいが、行政の決断もすごい。街の住人こそ都市開発の当事者で、VIP。「街は自分たちのもの」という彼らの意識がパブリックスペースを美しく、安全にする。心ある政治家とジャーナリスト必見!

長島有里枝(写真家)